根暗な人事による就活/人事アドバイスブログ~Humania

10年に渡り、外資と内資とベンチャーの採用人事を経験してきた33歳。根っからの人事マン。主なテーマは人事・就活に関することや自然に関すること 根暗なんで、基本的に人見知りです。けど、我慢して人事やってます。

転職は逃げなのか

今日はスマホから更新してみます。

あまり操作性が良くないので、見やすい記事が書けないこともあり、単なるコラムに向いていますね。

転職をしたい。転職を考えたい。転職に興味がある。
転職ということ自体、近年になってからメジャーになってきたこともあり、
まだまだ日本人の転職感は保守的です。

転職は悪いことなのでしょうか。

非難する人はきっと、一つのところで頑張れない奴はどこでも無理!
飽き性な奴には何も身に付かない!
石の上にも三年だ!
ということかと思います。

私自身、三年経験、三年経験で二回転職したので良くわかるのですが
転職が良い方向に転ぶ場合と、転ばない場合があります。

それは、自分の逃げを理解した転職であるのか否かです。
転職は客観的見方を持ってしないと、飽き性な奴。続かない奴 というレッテルが貼られてしまいます。

転職理由は人それぞれです。

残業が辛い
ハラスメント
職場の人と合わない
キャリアが広がらない
違うスキルが欲しい

あとは、

転勤が嫌だ
異動が嫌だ
会社が潰れた、危ない

の理由かと思います。

これらの理由でほぼ8割占められています

全て正しい。
そして、逃げなんです。

なぜ不快な思いをしてまで働いていたのか。
その不快な思いは転職で解決できるのか。

ここを忘れてはいけません。

今は結構簡単に内定が取れます。

中には給与が抜群に高い職場もあるでしょう。

しかし、本当にその職場で不快から逃げきれるのか。
よく考えてみることが大事です。

人事として幾度もの面接を経て、転職者がいきなり方向性変えるときに良くあることは

家族に反対された
他社の方が給与が高い
ネームが知られてる会社が良い

これらで諦めたり、辞退する人が増えている。

最初の転職理由、つまり逃げたくなった理由は無名の会社に勤めていたからでしょうか。
家族に反対されていなかったからでしょうか。

そこを忘れてはいけません。

でないと、また同じ不快が生まれます。

転職を考えているあなた。
今はたくさんスカウトメールが届きますので、少し良い気持ちになるかと思います。

でも冷静になって考えよう。

逃げたいと思う事は悪くない。
その逃げたいと思った事を忘れたり、認めなかったりすることが悪いんです。

転職は人生を本当に変えます。
良い方向にも、悪い方向にも。
そのくらい重いイベントなのだから、面倒がらずに客観視しましょう。

真摯に伝えても、それでも目はブランドやお金にくらむんだよなぁ

ブランドのある会社は誇らしいかも知れんけど、誇らしい仕事が出来るのかもっと考えて。

お金が高いのは理由があります。
残業代考慮しましたか?
もう一社は残業代付かないんじゃない?
外資は首切られるよ?本社指示を覆すのは大変だよ?

リスクを理解して決めていくことが大事です。