根暗な人事による就活/人事アドバイスブログ~Humania

10年に渡り、外資と内資とベンチャーの採用人事を経験してきた33歳。根っからの人事マン。主なテーマは人事・就活に関することや自然に関すること 根暗なんで、基本的に人見知りです。けど、我慢して人事やってます。

自己分析のやり方(新卒・転職)

自己分析の基礎知識

 

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自己分析とは見たくないものを見る行為

自己分析とは

就職活動を始めていくと、必ず自己分析という言葉に当たります。

この言葉はちょうど「就活」という言葉がはやり始めてから使われ始めています。

就活本なんて昔は少なかったので、会社説明会を電話で予約していた頃は

面接室への入り方くらいしか本はなかったと記憶しています。

話は逸れましたが、自己分析とは、比較的新しいツールということを

念頭においてください。

つまり、大層な本を買ってまでやらなくても大きな問題はないのです。

あと、アメリカで自己分析してから就活している人は少ないです。

彼らは既にインターンシップや学歴という実績を有していますから。

自己分析をやる意味

では、そのような自己分析はなぜやらなければならないのか。

ここまで流行っていることを見る限り、効果は高いようです。

また話しは逸れますが日本人の場合、ほとんどの企業では新卒は

ポテンシャル採用です。

大学で学んだことをフルで生かせる仕事に就ける人は少ないようです。

だからこそ、自分という性格を売らなければ買ってもらえない。

志望動機を練らなければならない。

そのために論理立てて、準備をするのであり、そのためのツールが

自己分析なのです。

とはいえ…

あぁ、本当にこんなシューカツはおかしい…

研究してきたことや学んだことを素直に伝えりゃいいn(ry

 

しかし、こんなことしか気にできない使えない人事もいるのも事実で、

私も企業の力には勝てず、そんな人事にしかなれなかったのです。

だから、郷に入っては郷に従うしかないのです。

自己分析のやり方

あなたの人生を振り返るだけです。

そのためのツールは無料でもいろいろなサイトにありますので、そちらを参考に

するといいですよ。

お金出して買うのがもったいない。

高校の時の部活、家庭ではどんなとこにいたのか、大学の学部を選んだ理由、サークルや部活で何をしていたか

自分を丸裸にします。

時には嫌なことも思い出すでしょう。

しかし、それも自分なのです。受け入れて短所として認めなきゃいけません。

人事は、そんな話が大好きです。

「ふむふむ、そうか。短所か!じゃあどうやって克服したの!?ねぇ!ねぇ!!」

と顔色変えて聞いてくるに違いない。

短所も長所もあなたの素晴らしい点なので、短所を克服する必要など

よほどのことがなければ必要ありません。

しかし、ここは大人になりましょう。

なぜなら仕事で成功するプロセスとは、

失敗したことを、忘れず、かつ恐れずに果敢にチャレンジし、

何度も工夫して変えていくプロセスだからです。

あなたの短所で起きた出来事は失敗と判断し、そのことに対して

どのように改善したのかを仕事に置き換えたいだけなのです。人事は。

それしか判断材料がないのだから。

たとえばどういうことか。

では、実際にHumaniaの人生で置き換えてみます。

私は末っ子として生まれ、県内では5番目くらいのまぁまぁな県立学校にすすみました。

末っ子でしたので、兄弟が怒られている姿を見ており、昔からそつなくこなしていました。県立を選んだのも親に認められたくて、安い学費の学校にしたかったからです。

この時、人の顔色をうかがう性格になりました。

そして、人の後ろから歩くことが好きな性格になっています。

言い換えれば補佐。悪く言えば自分の意見のないやつです。

(まぁこれはどちらにも使えます。とても便利な感じ)

大学は法学部に通いました。親が弁護士になってほしいという気持ちが強かったからです。

しかし、私は大学では剣道を習い始め、厳しい上下関係を知りました。

そして、後輩も育てていきました。

このころから自分の意識が芽生えていきました。

人を育てていきたい、成長を見たい。人って面白い。という気持ちです。

そして、私は両親の意向には反し、心理学を学び始めます。

そして、法曹の道を外れました。

こうして人事の道に入っていったのです。

 

こういう感じでストーリーを作るといいです。

人の人生、必ず今は昔の何かにつながっています。

何も無くて今はありません。それを探すのが自己分析です。

もし転職や就活で躓いたら、一度自分の歴史に没頭するといいですよ。